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福祉・介護職員処遇改善加算とは?

福祉・介護職員処遇改善加算とは?

「福祉・介護職員処遇改善加算」は、障害福祉サービスや介護サービスに従事する職員の処遇を改善し、働きやすい環境を整えることを目的とした制度です。この加算制度は令和6年6月に一本化され、より多くの事業者が活用しやすい形に改定されました。令和7年より実施されるものもあります。令和6年度にどのような改正があったのか、まとめました。


新制度のポイント

  • 加算率の引き上げ:令和6年度に加算率が平均2.5%アップ、令和7年度にさらに2.0%アップが予定されています。
  • 月額賃金の改善:加算金を活用して、職員の基本給や毎月の手当を増やすことが求められます。
  • 要件の統一:キャリアパス要件や職場環境要件などが整理され、より明確な基準が設定されました。

新加算の仕組み

以下の表は、新しい加算制度の概要を示したものです。

加算区分 加算率(例:生活介護の場合) 主な要件
新加算Ⅰ 8.1% 月額賃金改善、キャリアパス要件Ⅰ~Ⅲなど
新加算Ⅱ 8.0% 同上
新加算Ⅲ 6.7% 職場環境要件の一部が簡略化される
新加算Ⅳ 5.5% 基本的な処遇改善を満たす事業所が対象

加算を受けるための主な要件

  1. キャリアパス要件

以下の3つを満たす必要があります。

  1. 職位や職務内容に応じた任用基準や賃金体系を整備。
  2. 職員向けの研修機会やスキルアップ支援の実施。
  3. 昇給の仕組みを導入。
  1. 月額賃金改善要件

  • 加算額の一部を基本給や定額手当に配分。
  • 前年度の賃金と比較して一定割合以上の改善が必要。
  1. 職場環境等要件

  • 勤務環境の改善や職員支援のための取り組みを実施。
  • 取り組み内容を公表し、透明性を確保。

まとめ

この制度改定により、福祉・介護職員の待遇改善が一層推進されることが期待されています。各事業所は、加算を活用して職員の働きやすい環境を整えると同時に、要件を満たすための準備を計画的に進める必要があります。詳細は厚生労働省の公式サイトをご確認ください。

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