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放課後等デイサービス開設のために

放課後等デイサービス開設のために必要なことは?

放課後等デイサービスは、障害を持つ学齢期の子どもたちが、学校の授業終了後や長期休暇中に利用できる福祉サービスです。このサービスを提供することで、子どもたちの成長を支援し、保護者の負担を軽減しながら地域社会とのつながりを深めます。この記事では、事業を始めるための条件や手続きについて兵庫県西宮市において解説します。


 

放課後等デイサービスの基本情報

サービスの目的

  1. 発達支援: 子どもの生活能力や学びを促進する。
  2. 家族支援: 保護者の負担を軽減し、情報提供を行う。
  3. 地域連携: 地域社会とのつながりを深める。

児童福祉法第6条の2の2に基づき、このサービスは「生活能力向上と社会的交流促進を目的」としています。

 

サービスの原則

  • 子どもが安心して自分らしく過ごせる居場所を提供。
  • 学校や家庭とは異なる体験を通じて自己肯定感を高める。
  • 家庭や地域との連携を強化し、切れ目のない支援を実現する。

 


開設に必要な条件

  1. 施設の基準

要件 具体的内容
設備 バリアフリー設計、避難経路の確保
専用設備 事務室、相談室、トイレ、手洗い場の設置

施設は、安全性と快適性を兼ね備え、子どもたちが安心して過ごせる環境を整備する必要があります。

 

  1. 人員配置

適切な人員配置は、サービスの質を維持するために欠かせません。以下の基準を満たす人材を確保しましょう。

役職 必要資格・条件
管理者 特になし
児童発達支援管理責任者 資格保有者(例: 保育士、社会福祉士)、実務経験5年以上と研修終了
指導員 教員免許や保育士資格などが必要
  1. 提出書類

書類名 内容
事業計画書 サービス内容や運営方針を明記
資金計画書 初期費用と収支予測を記載
施設図面 設備やレイアウトを具体的に説明
スタッフ履歴書 資格や経験を証明する資料

 


開設までの具体的な手順

  1. 事前相談
    • 自治体の福祉課や障害福祉窓口で相談し、必要な情報を収集します。
  2. 申請書類の提出
    • 必要な書類を準備して自治体に提出します。
  3. 現地調査
    • 自治体職員が施設を訪問し、基準を満たしているか確認します。
  4. 認可取得
    • 認可が下りると事業所番号が発行され、サービス提供が可能になります。

 


開設費用の目安

放課後等デイサービスの開設には、一定の初期費用がかかります。

施設賃貸料・改装費・スタッフ採用費用・設備購入費用・研修費用・運転資金(半年分が理想です)・物品購入費・広告宣伝料など

 


開設後の運営ポイント

サービスの質向上

  • 個別支援計画の作成: 子どもの特性やニーズに応じた支援計画を定期的に見直します。
  • スタッフ研修: 継続的な研修で専門性を高めます。

 

地域連携の強化

  • 学校、医療機関、地域団体と協力し、子どもが地域社会に参加できる環境を整えます。

 

利用者満足度の向上

  • 保護者や利用者からの意見を取り入れ、サービスの改善に努めます。

 


 

まとめ

放課後等デイサービスの開設には、施設やスタッフの準備、書類作成、自治体への申請など多くの手続きが必要です。しかし、これらをクリアすることで、障害を持つ子どもたちやその家族に安心と成長の場を提供できます。

まずは自治体に相談し、具体的な計画を立てましょう。

 

開設の為の指定申請書類の作成は行政書士にお任せいただけます。

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